津南町の四季
残雪の山々に芽吹くブナ。春は津南町が萌黄に輝く季節です。里山では山菜が競い合うように顔を出します。
実は東京よりも日照時間が長い新潟県。暑い暑い津南町の夏も、苗場山系の山々を源とする名水が田畑を涼やかに潤します。
信濃川の支流である中津川と大地の隆起が生み出した河岸段丘。広大なコシヒカリの田が金色で彩られます。
雪化粧をした信濃川。しんしんと降り積もる雪に覆われて、町全体がモノトーンの世界に変わります。
苗場山麓ジオパーク
雪のふる里〜奥信越の川と火山がつくりだした大地・雪に育まれた自然と歴史文化〜 津南町・栄村全体がジオパークに認定されています。日本有数の階段状の地形(河岸段丘)や、苗場山や鳥甲山の火山活動が造り出した大地の造形。秘境秋山郷で知られる中津川渓谷。雄大な大自然と豪雪地ならではの文化が今も息づいています。
空の展望台(河岸段丘の展望台)
全国有数の階段状の地形「河岸段丘」と、遠くに苗場山、鳥甲山、越後三山や谷川連山までを望むことができます。津南町を一望する絶景スポット。
山の展望台(前倉トド展望台)
秘境秋山郷の前倉集落上部の「トド」と呼ばれる場所にある展望スポット。「鯨の背」と称られる苗場山の雄大な山容と深い中津川渓谷を望むことができます。
日本百名山 苗場山
標高2,145m。9合目から山頂までは平らな地形が続き、約700haの高層湿原が広がっています。約3,000箇所の池塘が点在しています。高山植物の宝庫としても知られます。
全国名水百選 龍ヶ窪
夏はひまわりの名所で知られる沖ノ原台地に湧き出す湧水。平均水温7〜10℃、池の水が1日で入れ替わるほどの湧水量を誇り、龍神伝説も残っています。
石落し(柱状節理・津南見玉公園)
眼前に広がる柱状節理「石落し」は、苗場山の40万年前の溶岩。春に雪や水と一緒に柱状節理が音を立てて崩れ落ちることからが「石落し」と呼ばれています。
国指定史跡 沖ノ原遺跡
河岸段丘の米原Ⅱ面段丘上から出土した縄文時代のムラ跡。火焔型土器や石器、土偶など発見され、当時から豊かな生活が営まれていたことを物語ります。